「2025年J-PlatPatの検索ランキング」の発表
あけましておめでとうございます。本年も、よろしくお願いします。
さて、今年最初の知財ニュースは、INPIT(独立行政法人工業所有権情報・研修館)が、昨年12月にプレスリリースした「2025年J-PlatPat検索ランキング」についてです(https://www.inpit.go.jp/katsuyo/oyakudachi/link_20251217.pdf)。
この検索ランキングは、2024年から発表されており、その年の1月~11月に検索された特許・実用新案、意匠、商標のトップ10を発表するものです。
2024年は、特許・実用新案だけを発表していたのですが、評判が良かったため、2025度から、意匠、商標についても、発表するようになったようです。

特許・実用新案の1位は、上記左に示したコクヨ株式会社の「消しゴム」(特許4304926)です。
この特許をもとに商品化された「カドケシ」🄬は、商標権と意匠権でも保護されています。
意匠の1位は、上記中央に示した株式会社 baton の「早押し解答機」(意匠登録1779915)です。
この解答機は、特許庁と株式会社 baton が運営する「QuizKnock」のコラボ動画企画で生まれたもので、現役の審査官が登録の可能性を指摘して、実際に登録になったようです。
商標の1位は、上記右に示したキッコーマン株式会社の「萬」の字のロゴマーク(登録0050131/46)で、防護商標で登録されているものです。
これらの1位は、全て特許庁の各種教材やコラボ企画としても使われたもののようですが、個人的には、この結果を見て「『知財検索』という行為がまだまだ一般化していないな」と思いました。なぜなら、これら1位が、単純に世間一般で注目されて、1位になったものではないためです。
「J-PlatPat」が、より広く一般の方に知られて、誰でも簡単に特許検索することができるようになれば、これらの1位がその年に裁判やマスコミ等で話題になった案件になるでしょう。
知財専門家として、知財には「まだまだ普及の余地がある」と感じ、この結果を前向きに捉えたいと思います。

