スポーツと音楽著作権の関係
今月、4年に一度の祭典であるミラノ・コルティナ冬季五輪が開催されていますが、今回の五輪でも著作権問題が発生しました。
今回はこのニュースについて取り上げます。

出典:「THE DIGEST」https://thedigestweb.com/topics_detail13/id=108822
フィギュアスケートのスペイン代表、グアリノ・サバテ(写真の選手)が著作権トラブルによるプログラム変更の危機を回避したというニュースです。
1月27日に、サバテが今季継続してきた「ミニオンズ」の楽曲使用について、権利者であるユニバーサル・ピクチャーズの意向により、五輪での使用が認められないことが判明しました。しかし、土壇場の2月3日に、ユニバーサル側から使用許諾が得られたというニュースです。
今回、このニュースを知って調べたのですが、フィギュアスケート業界でこの問題が顕在化したのは、最近のようです。というのも、2014年以前は歌詞つき楽曲の使用が制限されており、そのため、使用曲は、著作権の切れたクラシック音楽が中心で著作権問題は、ほとんど生じていなかったようです。
記事によると、サバテは、昨年8月から国際スケート連盟(ISU)が推奨するライセンス契約組織「ClicknClear」を使ってライセンス処理を行っていたものの、一部がうまくいかず、そのまま不完全な状態で今シーズンを迎えていたようです。
このニュースを知って感じたのは、「音楽」を使うスポーツというのは、他にも、新体操、アーティスティックスイミング、ブレイキン等があり、これらのスポーツでの著作権処理はどうなっているのか?ということと、そもそも、スポーツのような競技会で、選手は対価を得ていないのに著作権行使が認められるべきなのか?という点です。
個人的には、国際的なスポーツ機関と国際的な著作権管理団体との間で「明確な取り決め」を行うか、「国際的な条約等」を定めることで、選手個人に負担が生じないようなスムーズな著作権処理が行われるのが望ましいと思います。
皆さんはどのように考えられますか。
