第297回 前田知財塾 ~上級編~ 第3回 「契約業務」
開催地:前ゼミ(大阪)
日時:2024年12月20日(金), 13:30 - 17:00
弁理士
大石 憲一
『前田知財塾』は、少人数のゼミ形式で講義が進行し、受講者同士や講師がキャッチボール形式で議論をしながら問題事例に取り組むことで、知財の実践的スキルを身に付けることができるセミナーです。また、受講者同士の活発な議論を通じて、知財人材の交流の場としても活用していただけます。
上級編は、今年度より構成を大幅に変更しました。この上級編では、知財部門の方や基礎的な知財知識のある方などを対象に、知財業務のうち、「攻めの知財業務」と「守りの知財業務」、「契約業務」、「知財判例研究」について、より実践的なケーススタディ(討論形式あり)を行い、知財担当者のさらなるレベルアップを図っていただきます。
なお、各回が関連する部分がございますので、4回全てを受講いただくことをお勧めします。
上級編は、今年度より構成を大幅に変更しました。この上級編では、知財部門の方や基礎的な知財知識のある方などを対象に、知財業務のうち、「攻めの知財業務」と「守りの知財業務」、「契約業務」、「知財判例研究」について、より実践的なケーススタディ(討論形式あり)を行い、知財担当者のさらなるレベルアップを図っていただきます。
なお、各回が関連する部分がございますので、4回全てを受講いただくことをお勧めします。
プログラムの案内
第1回「攻めの知財業務」
1.戦略的な発明発掘
(1)事業戦略に沿った発明ネタの見つけ方
1.戦略的な発明発掘
(1)事業戦略に沿った発明ネタの見つけ方
知財担当者の役割/主体的な発明発掘とは/発明発掘の種類/知財ポートフォリオとの関係
(2)図面発掘(発明構築)の方法
「図面発掘」とは/目的/具体的手法/5つのポイント/具体事例の紹介/進歩性の構築
(3)ケーススタディ(設計図面を使った発明発掘の実践)
2.戦略的な権利化業務
(1)他社牽制力を考えた権利化方法(中間処理)
(1)他社牽制力を考えた権利化方法(中間処理)
「権利範囲」、「件数」、「時間軸」を考慮した権利化
(2)進歩性の見極め方
「進歩性」とは/進歩性判断における「論理づけ」/見極めの基準/
拒絶理由通知の対応ステップ、ポイント
「進歩性」とは/進歩性判断における「論理づけ」/見極めの基準/
拒絶理由通知の対応ステップ、ポイント
(3)ケーススタディ(補正案の検討と反論ロジックの構築)
第2回「守りの知財業務」
1.特許抵触判断
(1)特許抵触判断が必要な場面
商品(技術)開発時/警告書等の受領時/懸案特許等の発見時
(1)特許抵触判断が必要な場面
商品(技術)開発時/警告書等の受領時/懸案特許等の発見時
(2)特許抵触判断の方法
「特許権侵害」とは/「特許請求の範囲」の読み方/判断基準の原則/均等論/
「発明のポイント」の把握/「発明のポイント」の変化
(3)ケーススタディ(具体例を使った抵触判断の実践)
(3)ケーススタディ(具体例を使った抵触判断の実践)
2.特許権侵害回避構造の検討
(1)特許権侵害回避構造を検討する前に
「回避構造」とは/事前に検討すべき事項
(2)特許権侵害回避構造の検討
「回避構造」のポイント/具体例
(3)ケーススタディ(具体例を使った回避構造の検討)
第3回「契約業務」
1.契約の基礎知識
(1)法律と契約について
法律の種類・序列/民法、特許法、契約の優先関係
1.契約の基礎知識
(1)法律と契約について
法律の種類・序列/民法、特許法、契約の優先関係
(2)契約の基礎
契約とは/契約自由の原則/技術的な契約の種類
(3)契約業務を行う際の注意点
契約書/契約書作成時の留意点/契約交渉のテクニック/立場が弱い場合の交渉テクニック
2.契約のケーススタディ
(1)秘密保持契約のポイントとケーススタディ
秘密保持契約とは/必要性/5つのチェックポイント/ケーススタディ(契約書チェック)
(2)共同開発契約のポイントとケーススタディ
共同開発契約とは/必要性/5つのチェックポイント/ケーススタディ(契約交渉の実践)
第4回「知財判例研究」
1.特許・意匠系の判例研究
(1)判決文の読み方
判決文とは/効力/構成/判決文で読むべき部分/知財系裁判の種類
(2)最新の特許・意匠系の判例紹介
(3)判例を使った討論形式のケーススタディ(原告と被告に分かれての討論)
2.商標・著作権系の判例研究
(1)商標・著作権の基礎知識
商標権と他の知財権との違い/商標の類似と類否判断/
商品・役務の類似と類否判断/権利発生後の消滅/
著作権について/著作権と他の知財権との違い
商品・役務の類似と類否判断/権利発生後の消滅/
著作権について/著作権と他の知財権との違い
(2)最新の商標・著作権系の判例紹介
(3)判例を使った討論形式のケーススタディ(原告と被告に分かれての討論)
※ケーススタディは機械構造系・電気系の題材を、グループ討議形式で行います。
セミナー概要
日時 | 第3回 2024年12月20日(金) 13:30~17:00 第4回 2025年1月24日(金) 13:30~17:00 |
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場所 | 前田特許事務所 大阪オフィス (大阪市北区堂島浜1-2-1 新ダイビル23階) 【地図はこちら】 ★京阪中之島線「大江橋駅」 (2番出口より北へ徒歩2分) ★地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」 (7番出口より北へ徒歩5分) ★JR東西線「北新地駅」 (11-21,23番出口より南へ徒歩5分) |
受講料 | 18,700円(税込)/全4回 ※全4回続けての受講が望ましいです。但し各回受講についても、ご相談に応じます。 ※各回個別受講の場合は、5,500円(税込)/1回 |
定員 | 8名 ※原則、1社1名までとさせていただきますがご相談に応じます |
対象 | 2年以上の知財経験者の方(知財部員、知財知識のある経営者など) |
持ち物 | 筆記用具、名刺 |
申込方法 | 申込フォームをご利用ください ※備考欄に、受講希望回をご明記ください <記入例> 全3,4回受講希望 第3回のみ受講希望 |
セミナー講師の紹介
弁理士 大石 憲一
1990年 マツダ株式会社に入社。知的財産部で駆動系・車体系の先行技術等の知財業務を担当。
1998年 国内特許事務所や一般企業において知的財産業務、法務業務に関わる。
2010年 前田特許事務所入所。現在は、様々なセミナーを開講し、好評を得ている。
2017年10月 『知財担当者になったら読むべき本』を発明推進協会より上梓。
1998年 国内特許事務所や一般企業において知的財産業務、法務業務に関わる。
2010年 前田特許事務所入所。現在は、様々なセミナーを開講し、好評を得ている。
2017年10月 『知財担当者になったら読むべき本』を発明推進協会より上梓。
2023年度 公益社団法人発明協会「奨励功労賞」受賞。