環境負荷が低い新素材を開発するSpiber(スパイバー)株式会社(山形県鶴岡市)は、米投資会社等から344億円を調達した。
スタートアップの1回の調達額としては国内トップクラス。
今回、新株発行と知的財産等の無形資産を裏付けにして資金を調達する「事業価値証券化」を組み合わせることで、高額の資金調達に成功した。
スパイバー社はクモの糸にヒントを得た、独自の人工たんぱく質素材「ブリュード・プロテイン」を開発・販売。
バイオマス原料と微生物で作る素材のため、ポリエステルやナイロンなど石油由来の化学繊維と比べ地球環境に配慮した製品を武器に、今後量産体制を整える。