2022年1月19日、統一特許裁判所準備委員会(UPC)は、設立に必要なUPC協定の暫定適用に関する議定書を発効したと公表した。
今後、UPC協定が正式に発効すると、欧州各国での有効化の手続きを経ずに、UPC協定の全批准国において単一的な効力を持つ欧州特許の取得が可能となる。
また、欧州特許が侵害された場合には、特許権者は、UPCへの訴えを起こすことで、これまでより容易に権利保護を受けることが可能となる。
参考情報:現時点での批准国は以下の通り
オーストリア、ベルギー、ブルガリア、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スウェーデン、*ドイツ(*批准見込)
日本貿易振興機構(JETRO)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/01/efce830fd81cef53.html