2021.11.16.【韓国】/ 3Dプリンティング関連の特許出願、急増

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韓国特許庁によると、3Dプリンティング応用製品に関する韓国国内の特許出願が2013年以降、年平均約40%ずつ増加し続けていることがわかった。
分野別では、機械部品分野(458件、42.0%)が最も多く、次に医療分野(247件、22.6%)、電気電子(95件、8.7%)、消費財(93件、8.5%)、自動車(82件、7.5%)、航空宇宙(47件、4.3%)、建設建築(29件、2.7%)、食品(24件、2.2%)と続く。

出願人別に見ると、中小企業144件(32%)、大学119件(26%)、研究所92件(20%)、個人20件(25%)、大企業32件(7%)をとなり、中小企業と大学・研究所を中心に応用技術の開発が活発に行われていることがわかる。

3Dプリンティングは、金型が不要で3D設計データを用いて製品を作るため、カスタマイズ製品等、多品種少量生産ができるメリットがある。
高付加価値の機能性製品を容易に製品化できるため、ニーズが高まっていることが背景にあると思われる。

JETRO
https://www.jetro.go.jp/world/asia/kr/ip/ipnews/2021/211102b.html